圧電型加振器システム F7-1
モデルF7-1は、音波や超音波構造起振による膨張・収縮特性を利用した圧電型振動発生器です。このポータブルなリアクション型加振器は、振動解析や試験において、構造物加振のための4大きなダイナミックフォースを生み出します。その操作原理や、コンパクトで軽量な構造により取付け方向を選ばず、また外部サポートが不要で、シャフトアラインメントなど気にせず使用できるなどの特長があります。
F7-1圧電型振動発生器は、F4電磁型振動発生器と組み合わせて、低い周波数までカバーできるよう設計されています。(F4仕様参照)
非常に高い周波数では、フォース出力にある程度の変動が起こりますが、低いフォース出力での80kHzという高い周波数による振動源として使用できます。10kHzを超えたところでのフォースのバラつきは、主に取付け強度、アタッチメント方法、F7-1が加振する構造物の駆動ポイントにおける機械インピーダンスに直接関係します。この装置のアプリケーションとしては、バイオメディカル研究、生産性試験、機械的インピーダンスの研究、高周波数振動研究など、構造物に広い周波数範囲の加振が必要な用途に使用できます。