電磁型加振器システム F5B/Z11

モデルF5B加振器はダイナミックフォースを発生するリアクション型加振器で、振動研究や試験のため構造物へ振動を与えます。その動作原理やコンパクトで軽量な構造により、取付け方向を選ばず、外部サポートが不要、シャフトアラインメントなどを気にせず使用できるなどの特長があります。

F5B電磁型加振器は円柱型の永久磁石タイプの加振器で、磁石はボディへ強固に取り付けられています。可動コイルは磁石を取り囲むアルミのボビンに巻かれており、このコイルとボビンはきれいな軸運動で動作できるよう、2つの円形金属スプリングへ吊るされる構造になっています。重心位置が低いため、加振器による回転運動の動きを最小限に抑えられます。また、吊り重量は共振点より上での回転方向や、軸方向の慣性に影響を与えないよう、付加ダイナミック重量が低くなっています。このことにより、構造物の回転方向のインピーダンスが軸方向のインピーダンスよりも低い場合によく見られる、データの整合性が低いという問題を抑えることができます。

F5Bは可聴周波数範囲で広く使えるよう設計されています。加速度センサーとフォースゲージを組み込んだZ11 インピーダンスヘッド付きで、モデルF5B/Z11となります。インピーダンスヘッドを通してサンプルに振動を与え、フォースやサンプルの動きを測定することで、機械インピーダンスが測定できます。圧電型フォースゲージと加速度センサーからの高いインピーダンス電荷信号は、モデルCC701などで電圧信号に変換してから測定装置に入力されます。

Z11インピーダンスヘッドは、サンプルへのコンタクト面積の径は6.4mmとなっており、インピーダンスヘッドの取付によるサンプルの過度な力が加わらないようになっています。フォースゲージ以下(1g)の非常に低い質量により、エアーフレームやモデル、軽量機械など、比較的軽い構造物の測定も可能になりました。

F5B/Z11 仕様

モデルF5B 電磁型加振器
使用可能周波数範囲 10~10,000Hz
ブロックフォース出力 ※注1 グラフ参照
最大連続電流 0.1A rms
電気インピーダンス(ノミナル) 115Ω
DC 電気抵抗 56Ω
共振周波数(ブロック) 35Hz
重量 160g
総重量(Z11含む) 170g
使用温度範囲 0~80℃
ベース材料 チタン
コネクター BNC
ケーブル R2-22-J9C-10
モデル Z11 インピーダンスヘッド

加速度センサー仕様、ノミナル

電荷感度 3.5pC/g(0.36pC/m/S2 )
電圧感度 ※注3 4.4mV/g(0.45mV/m/ S2 )
キャパシタンス ※注3 800pF
周波数範囲、±3dB 10~10,000Hz
コネクター ※注2 マイクロドット 10-32
ケーブル R1-3A-J2-6

フォースゲージ仕様、ノミナル

電荷感度 250pC/lb(56pC/N)
電圧感度 312mV/lb(70mV/N)
キャパシタンス 800pF
周波数範囲 10~10,000Hz
コネクター マイクロドット 10-32
ケーブル R1-3A-J2-6
フォースゲージ以下質量(フォースゲージをサンプルへ取付け) 1g
加速度計以下質量(加速度計をサンプルへ取付け) 10g
有効剛性 (フォースゲージ・サンプル間) 70×109N/m
有効剛性(加速度計・サンプル間) 350×109N/m
取付け表面径 6.4mm
取付けスタッド(一体型) 8-32
締付け最大トルク 1.7Nm
温度範囲 0~80℃
ベース材料 チタン
質量 10g
  • 注1:ブロックフォースは無限機械インピーダンスの質量に対しての出力
  • 注2:Z11と接続される出力用コネクター
  • 注3:1.8mのローノイズケーブル(180pF)の端における値
  • 同時供給アクセサリー:出力ケーブル
  • オプションアクセサリー:シグナルコンディショナー、パワーアンプ

推奨システム構成図

f5構成図

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